Date | 2025年12月27日(土)
Time | TALK EVENT 01 13:00–14:30 (Doors open at 12:45ー)
TALK EVENT 02 15:00–16:30 (Doors open at 14:45ー)
Place | VAGUE KOBE3F
Price | 各回 3,300円(税込/1ドリンク付き)
通し券 5,500円(税込/1ドリンク付き)※先着20名限定
展覧会『Longing for Grey』にあわせて、Vague Kobeでは、素材・光・記憶・風景をめぐる2部構成のトークイベントを開催します。出展作家の山野アンダーソン陽子(ガラス作家)と三部正博(写真家)を中心に、江口宏志(蒸留家)、鈴木理策(写真家)を迎え、異なる領域から展示空間に漂うグレー(grey)の気配を、言葉のレイヤーとして立ち上げていきます。
◾️TALK EVENT 01|13:00–14:30
登壇者|山野アンダーソン陽子(ガラス作家) × 江口宏志(蒸留家 / mitosaya薬草園蒸留所 代表)
本展に合わせて、VagueがStockholms Bränneriとともにオリジナルジンを開発し、山野がそのジンに寄り添う新作のグラスを制作しました。トークでは、蒸留家として植物と向き合う江口宏志とともに、飲み物と器がどのように関わり合い、ひと口の先にどんな味わいの景色をひらくのかについて語り合います。
山野アンダーソン陽子(ガラス作家)
スウェーデンのストックホルムを拠点に活動。北欧最古のガラス工場であるコースタ内の学校で吹きガラスの手法を学び、その後スウェーデンの国立美術工芸デザイン大学にて修士課程を修了。ガラスという素材の特性を探求しながらも、様々な文化や文脈における人々の行動や私的な癖に着想を得た作品を制作。特に、クリアガラスの透明性、流動性、そして可能性に強い関心を寄せ、ヨーロッパやアメリカ、日本などで作品を展開。(Website|http://www.yokoyamano.com/)
江口宏志(蒸留家 / mitosaya薬草園蒸留所代表)
書店経営等を経て蒸留家の道へ。南ドイツの蒸留所で蒸留技術を学んだのち、日本の優れた果樹や植物から蒸留酒を作る、 mitosaya薬草園蒸留所を千葉県大多喜町に設立。「自然からの小さな発見を形にする」をモットーに、これまでに約200種を超える種類の蒸留酒、季節の恵みを閉じ込めた加工品などをリリースしている。ノンアルコール飲料の製造・充填を行う都市型のボトリング工場「CAN-PANY」を清澄白河で運営する。(Website|mitosaya.com、can-pany.com)
◾️TALK EVENT 02|15:00–16:30
登壇者|三部正博(写真家) × 鈴木理策(写真家)
写真家の三部正博と鈴木理策が、風景写真が立ち上がる瞬間に漂う気配について語り合います。二人の写真実践がどのように世界への視線を深めてきたのかをたどりながら、本展における三部の作品をより豊かに読み解く時間となります。
三部正博(写真家)
1983年、東京都生まれ。 東京ビジュアルアーツ専門学校を経て、写真家泊昭雄氏に師事し、2006年に独立。 音楽、ファションに加え、美術、建築の分野においてもコミッションワークを手がける。 2015年頃より人為的なものと自然のコンポジットを超えて働きかける風景をおさめたパーソナル ワーク「landscape」を撮り続けている。 近年の主な展示に「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」(広島市現代美 術館、東京オペラシティ アートギャラリー、熊本市現代美術館)、「The New Domestic Landscape」、「PORTRAIT IN LANDSCAPE」がある。(Website|http://3be.in)
鈴木理策(写真家)
1963年、和歌山県新宮市生まれ。熊野、桜、雪、サント・ヴィクトワール山、水面などの主題を通して「見ること」についての問いを喚起する写真作品を発表し続けている。写真集に『冬と春』『知覚の感光板』(共に赤々舎)、『Sakura』『White』(共にedition.nord)、『Kumano』『Piles of Time』(共に光琳社出版)等。作品は東京国立近代美術館、東京都写真美術館、田辺市立美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、和歌山県立近代美術館、サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館等に収蔵されている。(Website|https://risakusuzuki.com)
